ビジネスグループ
日本を拠点として2019年に始動した当社の活動は、クラリオン社、Parrot Automotive社、Coagent Electronics社のソフトウェアおよび電子技術に関する専門知識と、これまでに買収したCovaTech社やCreo Dynamics社などの事業とを結び付けるものです。
こうした補完的な技術力を、業界におけるグループ全体の基盤や多様な顧客ポートフォリオと組み合わせることによって、フォルシア クラリオン エレクトロニクスは、電子コックピットシステム統合と先進運転支援システム(ADAS)のリーディングパートナーという地位を強化しています。
日本で最初のカーラジオに始まり、周囲の道路環境を監視して駐車および運転操作を自動化するカメラおよび車両コントロール技術に至るまで、クラリオンはラジオ、エンターテインメント、視覚ベースの安全運転支援システムなどのパイオニアとして80年以上の経験を積んできました。
クラウド接続と自動運転技術の革新により、モビリティは単なる交通手段を超えるものとなりました。当社は「コックピット・オブ・ザ・フューチャー」に求められるユーザーエクスペリエンスと、より安全・快適に楽しめる運転環境を作り出すインテリジェントな安全性ソリューションを通じて、車内でも車外でも情報やサービスを人々とつなげています。
フォルシアのCEOであるパトリック・コラー氏は次のように述べています。「フォルシア クラリオン エレクトロニクスは、コックピット・オブ・ザ・フューチャーの基盤です。
この事業グループのスキルおよびノウハウと、フォルシアの伝統的なシーティングおよびインテリア事業というユニークな組み合わせは、
自動運転によって加速する次世代のユーザーエクスペリエンスをさらに前進させるでしょう。」
当社のビジョン
自律型モビリティへの移行を促進
電気自動車や自動運転、コネクテッドカー、共有モビリティに向けて業界が 加速しているなか、パーソナライズされた直感的な形で車両およびインテリ ア機能を操作できることが、ドライバーと同乗者・乗客の安全および安心に は不可欠になっています。フォルシア クラリオン エレクトロニクスは、自宅 から車に乗って目的地に到着するまでの道程をシームレスにサポートするこ とに注力し、人々が移動に費やす時間にふさわしく、より安全で快適な、よ り実りある体験を実現しようと努めています。
車両にさらにインテリジェンスを導入することで、当社は様々な移動手段を 変革し、今後10~15年にわたって自動・自律型モビリティへの移行を促す機能 を提供します。アクティブセーフティ、安全な接続、そしてインフォテイン メントから車載サービスの円滑なコントロールにまで及ぶオンデマンドのコ ンテンツおよびサービスなど多岐にわたる機能です。
当社の戦略
フォルシア クラリオン エレクトロニクスは、小型乗用車から商用トラックま であらゆる車両カテゴリー向けに幅広い製品ポートフォリオを提供して、コ ックピット・オブ・ザ・フューチャーのビジョンを実現し、持続可能なモビ リティのロードマップをサポートします。様々な統合ニーズに合わせて、フ ルシステムとしても、テクノロジーの一部だけでも利用できる当社のサービ スには、コックピットドメインコントローラー、インフォテインメントシス テム、没入型サウンドソリューション、ディスプレイテクノロジー、インテ リアモニタリングシステム、先進運転支援システムなどが含まれます。
将来のモビリティに対するニーズを満たすためには、コラボレーションのア プローチが必要です。将来のコネクテッドカーに不可欠な分野について、補 完技術や専門知識の豊富なストックがあり、フォルシアのオープンイノベー ションエコシステムを通じてそれを利用することができます。こうしたグロ ーバルなイノベーション能力と、シート、インテリアシステム、ソフトウェ アおよび電子機器に関する伝統的なノウハウとを兼ね備えたフォルシアは、 総合的なコックピットソリューションを提供できる数少ないトップ企業のひ とつに名を連ねています。
将来の車両に想定される複雑さを考えれば、R&Dやシステムエンジニアリン グ、統合に対する多大な投資は当然のことと言えます。当社は、ハードウェ アまたはソフトウェア機能、オンデマンドコンテンツや車両優先サービスの アップグレードを通じて、自動車関係の顧客とテクノロジーパートナーが車 両の耐用年数にわたってモビリティサービスを収益化できるよう努めていま す。